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マネーフォワードの SBI 証券連携の話

SBI 証券をマネーフォワードに連携させているユーザなら気付いているかもしれないが、 この週末にマネーフォワードで確認できる SBI 証券投資信託銘柄の推移グラフが異常になった。 現状の問題 以下は、その異常についてのマネーフォワード公式の通知である。 <公式通知> 要は、投資信託銘柄の情報は名前で管理しているから、 その名前が変ってしまうと別銘柄として扱ってしまい推移が見れなくなる、ということ。 どうしてこのよ

TensorFlow を Geforce RTX5000 シリーズで動かす

TensorFlow の 2.20.0 が 8/14 にリリースされたが、 Geforce RTX5000 シリーズは対応されていなかった。 ただ nightly だと動くことが分ったので、 ここでは nightly を使った uv 用の pyproject.toml と TensorFlow を使ったサンプルを載せておく。 Geforce RTX5000 シリーズ対応の TensorFlow をセットアップする uv 用の pyproject.toml 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 [project] name = "note-base-tf" version = "0.1.0" description = "Add your description here" readme = "README.md" requires-python = ">=3.11.5" dependencies = [ "datasets>=3.0.1", "flax>=0.10.6", "image-classifiers>=1.0.0", "ipywidgets>=8.1.7", "keras>=3.10.0", "matplotlib>=3.9.0", "notebook>=7.4.3", "nvidia-cudnn-cu12>=9.12.0.46", "opencv-python>=4.11.0.86", "pillow>=11.2.1", "scikit-learn>=1.6.1", "tensorboardx>=2.6.2.2", "tf-nightly>=2.21.0.dev20250829", ] サンプル <https://github.com/ifritJP/tf-rtx50x0-notebook>

Windows で RTX5070Ti を使って gpt-oss を動かす

windows で huggingface transformers を使って gpt-oss を動かすのにハマったのでメモ。 TL;DR RTX5070Ti の VRAM 16GB で gpt-oss を動かすには triton 3.4.0 と triton-kernel が必須 triton は linux のみの対応なので windows native は不可能。 wsl が必須 チャットするだけなら LM studio などのチャット専用ツールを利用するのが手間もなく簡単 gpt-oss OpenAI GPT3 以降の初のオープン な LLM である gpt-oss がリリースされたとのこと。 このネタは、 以下の内容から transformers を使ってローカル実行する部分を実施した際のメモになっている。 <https://huggingface.co/blog/welcome-openai-gpt-oss> 上記には、 transformers 以外にも llama.cpp, vLLM transformers serve が 紹介されて

ComfyUI node の開発方法

今回は、ComfyUI node の開発方法についてのネタです。 なお、以下のサイトに ComfyUI のオフィシャルな開発方法が載っているので そこを見るのが一番良いのですが。。。 <https://docs.comfy.org/custom-nodes/overview> node の動き node を作って初めて分ったことですが、 ComfyUIでは、各ノードが個別のクラスとして定義されています。 そして、プロンプトを実行するたびに、 そのクラスの新しいインスタンスが生成されて処理が実行されます。 重要なのは、 「プロンプトが実行される度に

ComfyUI のインストールと使いこなしに必要な Diffusion モデル概要入門

今回は、 ComfyUI をインストールし、 自分で簡単なワークフローを構築するために必要な Diffusion モデルの概要について説明します。 なお、以下の文書の想定読者は、 コンソールでコマンドを叩く程度の IT リテラシーを持っていることを前提にしています。 インストール先は Windows, Linux, Mac どれも対応しています。 ComfyUI インストール ComfyUI は Python で開発されています。 今現在 Python のインストールは uv で行なうのがもっとも簡単・便利で早いので、 まずは uv のインストールから始め